小学生英語教室をはじめた理由
中学英語講師歴12年になりますが、ずっと思うことがありました。
公立中学校の英語の授業は週4時間で、教科書の内容を学んで、英語活動するには十分ですが、1クラス30~35人では、練習問題を解いて、テストで満足できる点数をとれるように個人の弱点をサポートできる状態ではありません。
また、塾の英語授業は週1で1時間なので、テスト対策用練習問題に取り組むことはできますが、生徒のレベルによっては時間が足りません。
英語の授業は基本的に中学校からはじめるので、スタートラインは同じととらえがちですが、1年生の2学期でレベルの差がではじめます。
英語が得意な生徒は、学校の授業や週1の塾通いで十分ですし、評定が2以下の生徒は何か特別なサポートが必要だと思います。問題は、中間層の生徒です。
なぜならこの層の生徒が一番多いですし、サポート次第で「英語が得意な生徒」になる可能性が高いからです。
残念なのは、この中間層の生徒が一番多く、サポート次第で飛躍的に伸びる可能性を秘めているにもかかわらず、中学生になってしまうと、部活動や定期テストに追われ、学校の授業や週1の塾授業で不十分な場合に「英語が不得意な生徒」になってしまう点です。
私の中学生クラスの塾の生徒を考えても、中間層の生徒で1年生の文法のポイントがきちんと習得していれば、3年生の高校受験までに徐々に成績が伸びていく、たとえ成績が伸びにくくても下がり続けることはなく、高校受験につなげられます。
そのため、小学生の英語教室であれば、部活動や定期テストに追われる事なく、中学校英語で必要なポイントを会話や英語活動を通じて、比較的無理なく学ぶことができると思いました。
小学生の時に、中学校英語で必要なポイントをきちんと習得していれば、中学校英語では単語や表現を覚えていけば良いので、「英語が得意な生徒」になる可能性は高いです。
英語は関心が高い教科でありながら、成績につなげるには時間がかかる教科です。
英語が得意な教科になれば、高校受験にも有利になるのではないでしょうか。
教室名「Everlasting」名前の由来
Everlasting (エバーラスティング)は、西オーストラリアで自然環境に自生する野生の花、「ワイルドフラワー」の一種です。色は、黄色、ピンク、白などがあります。見かけはタンポポか菊に似ていますが、広い範囲に一面に咲くので、まるで黄色のカーペットのようです。
私がパースを初めて訪れた時、この素朴な黄色のカーペットが最も感動した風景の1つでした。パース市内では春の訪れを感じさせるように、公園や川辺などさまざまな場所で目にすることができます。また、地方に出かけると、車で走っても車窓から黄色のカーペットだけが山のふもとまでずっと広がる風景は、壮大で忘れることができないほど印象的です。
この一番大好きな花を英語教室の名前にしました。